連続形質と不連続形質
連続形質と不連続形質の比較
( a ) タバコの背の高い系統と低い系統の交雑から得られた雑種第 1 代 ( F1 ) と雑種第 2 代 ( F2 ) の出現頻度。
- F1 では,親植物の中間の高さを示すが,F2 では背の低いものから高いものまで大きな変動を示す。
- ほとんどの植物は親世代( P1 )の中間値を示す。( b ) エンドウ豆の背の高い系統と低い系統の交雑から得られた雑種第 1 代 ( F1 ) と雑種第 2 代 ( F2 ) の出現頻度。
- F1 では,背の高い形質を示すが,F2 では 2 つの明らかに異なる群に分かれる。すなわち,全体の 75% が背が高く,25%が背が低い後代が得られる。
タバコとエンドウ豆で見られる差違は,タバコでは背の高さが 複数組の遺伝子 によって支配されるが,エンドウ豆では背の高さが 1 組の遺伝子 によって支配されていることによって生じる。
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メニューのページへ戻る February 05, 2020