精子と卵子の相互作用
受精のまとめ |
1.精子と卵子の移送
- 受精が成立するためには受精能をもった精子と卵子が同時に受精部位に存在する必要がある。
- 排卵卵子は卵丘細胞層の粘性によって卵管采に付着し,上皮の線毛運動によって卵管内に送られる。
- 卵管の卵子は,卵管上皮の線毛運動,卵管収縮運動,卵管液の流れなどの複合的な働きによって移動する。
- 卵管に到達した精子は直ちに受精の場である卵管膨大部へは至らず,卵管峡部で一定時間滞留する。
- 卵管膨大部-峡部接合部や卵管-子宮接合部には,卵移動のタイミングを調節するような働きがある。
- 排卵卵子は精子の侵入を受けるまで第2減数分裂中期で停止している。分裂中期に停止するのは排卵卵子に特有の現象である。
最初に戻る |
メニューのページへ戻る |
February 06, 2020