和牛DNA 3頭不一致 精液取り違えたか=山口
2020.03.14
県とJA山口県などは13日、県内で生産された和牛のうち、血統書に記載された父牛とDNA型が一致しない子牛3頭が見つかったと発表した。
県畜産振興課によると、3頭はいずれも県内の家畜人工授精師の男性が授精させた牛で、うち1頭を購入した佐賀県の畜産農家がDNA検査をして不一致に気づき、1月30日、同JAに伝えた。その後、出荷前の牛からも2頭で不一致が見つかった。男性は県の調査に対し、「精液を取り違えた」と説明しているという。
男性が人工授精させた牛は、他にも20頭が県内外で流通しており、県は全頭でDNA検査を行うとともに、男性に対し、記録の提出などを求めている。同課は「和牛には変わりなく、肉は安全。4月末をめどに検査を終わらせたい」としている。
《読売新聞 2020/03/14より引用》