20200827

県産農畜産物に支援を コロナで打撃 JAが知事に要請=青森


2020.08.27

三村知事(右)に要請書を手渡す阿保会長(26日、青森市で)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で打撃を受ける県産農畜産物への支援を求め、県農業協同組合中央会(JA青森中央会)などは26日、県に要請を行った。県内での需要喚起や県産農畜産物の販売促進、農家の経営安定への支援を求めている。

JA青森中央会の阿保直延代表理事会長らが県庁を訪れ、三村知事に要請した。

JA青森中央会によると、感染拡大に伴う飲食店の営業自粛やイベントの中止などで牛肉や牛乳、花卉(かき)などの需要が減少している。感染終息の見通しが立たないため、野菜や果樹も消費の落ち込みが懸念されるという。

阿保会長は「コロナのピークがいつなのかを見通せない中で購買力が低下している。農畜産物全般の需要減退を食い止めるような対策を講じてもらいたい」と訴えた。

三村知事は「今後の先行きを懸念する現場の声を踏まえた内容だ。青森県の強みである農林水産分野の対策強化に向けて適時適切に対応したい」と応じた。

写真=三村知事(右)に要請書を手渡す阿保会長(26日、青森市で)

《読売新聞 2020/08/27 より引用》