広島・三原で鳥インフル
2020.12.07
広島県は7日、同県三原市の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。県はこの養鶏場と、従業員が出入りしていた同市内にある別の養鶏場の計2か所で飼育する約13万4000羽を殺処分する。県内での鳥インフルエンザの感染事例は記録の残る2004年以降初めて。養鶏場の感染確認は今季、香川県、宮崎県などに続き6県目。
広島県の発表によると、6日午前、養鶏場から「鶏が死んでいる」と県東部畜産事務所に通報があった。簡易検査でA型鳥インフルエンザの陽性反応が出て、遺伝子検査の結果、7日未明に高病原性の疑いのある「H5亜型ウイルス」と確認された。
県は、この養鶏場から半径3キロ圏内を、鶏や卵の移動を制限する「移動制限区域」に指定。同区域には養鶏場3か所(約21万7000羽)がある。
陸上自衛隊第13旅団(広島県海田町)は7日、県の派遣要請を受けて、殺処分を支援する隊員約200人を現地に送った。
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《読売新聞 2020/12/07 より引用》