農水次官ら6人処分へ 鶏卵汚職 会食に同席
2021.02.25
農林水産省は24日、吉川貴盛・元農相と大手鶏卵会社「アキタフーズ」前代表が在宅起訴された贈収賄事件で、2人が同席する会食に参加していた枝元真徹次官ら6人を処分する方針を固めた。利害関係者との会食のルールを定めた国家公務員倫理規程に違反すると判断した。国家公務員倫理審査会の承認を受け、25日にも懲戒を含む処分に踏み切る。
農水省関係者によると、処分の対象となるのは、枝元次官のほか、水田正和・生産局長、当時の畜産担当の課長ら。枝元次官は生産局長だった2018年10月4日、水田局長は19年9月18日に吉川元農相、前代表らと食事を共にしていた。枝元次官らは飲食代を負担しておらず、当初は「吉川氏側の負担との認識だった」としていたが、農水省の調査で前代表側が支払ったケースのあることが判明した。
《読売新聞 2021/02/25 より引用》