20211225

乳製品 緊急需要対策へ


2021.12.25

農林水産省は24日、コロナ禍による外食需要の低迷で在庫が増えている乳製品について、2022年度に緊急需要対策を講じることを決めた。独立行政法人の農畜産業振興機構が事業費37億円をかけて、脱脂粉乳の在庫減と牛乳や生クリーム、チーズなどの販路拡大を支援する。

ヨーグルトや菓子類の原料となる脱脂粉乳は、外食や土産用の菓子類向けの需要が低迷し、在庫が膨らんでいる。乳業メーカーなどが抱える21年度末の国内在庫は、19年度末に比べて2.5万トン程度増える見通しだ。同機構は緊急対策として、子牛や子豚の飼料用の脱脂粉乳を輸入から国産に切り替える事業者に対し、費用の差額を負担し、2.5万トンを飼料に転用する。

《読売新聞 2021/12/25より引用》