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京大のiPS細胞作製技術、欧州で特許


2011年07月11日23時46分

米国審査も終盤欧州で成立した京都大の特許

米国審査も終盤欧州で成立した京都大の特許

京都大学は11日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)をつくる技術の特許が欧州で成立したと発表した。国内での特許はすでに成立し、国外では4番目。iPS細胞作製に使う遺伝子の種類が、国内特許よりも広い範囲で認められた。

山中伸弥・京都大教授が開発したiPS細胞の特許をめぐり、激しい国際競争になっている。最大の市場である米国では1月、特許争いをしていた企業から京都大が譲渡を受けた。審査は終盤に入り、年内にも成立の見通しという。「本家」の京都大が国際的な主導権を確保しつつある。権利期間は国際出願した2006年12月6日から20年間。今年5月30日に認められ、8月に欧州特許庁に登録され、英独仏など主要17カ国で登録する予定。

 

《朝日新聞社asahi.com 2011年07月11日より引用》

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