公園飼育の400羽殺処分へ=鳥インフル陽性反応で―山口・宇部市
2011年02月09日23時6分
山口県宇部市は9日、市営常盤公園で衰弱状態で発見され、後に死んだ野鳥のキンクロハジロと、飼育していたが死骸で見つかったコクチョウ各1羽から鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たのを受け、同公園で飼育しているハクチョウやハイイロガンなど約400羽を殺処分すると発表した。
市によると、殺処分する鳥はいずれも同公園内の常盤湖(約100ヘクタール)で飼育。ほかにペリカンなども飼育しているが、殺処分の対象はコクチョウが見つかったエリア(約5.5ヘクタール)に限定した。
キンクロハジロは6日、コクチョウは9日に発見された。常盤公園は、日本で初めて人工ふ化で生まれ、2008年7月に死んだモモイロペリカン「カッタ君」を飼育していた公園として知られる。
[時事通信社]
《朝日新聞社asahi.com 2011年02月09日より引用》