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宮崎市内で鳥インフル陽性 高病原性、県内7例目


2011年02月01日23時53分

宮崎県で相次ぐ鳥インフルエンザの問題で、県は1日、新たに宮崎市高岡町の養鶏場で肉用鶏191羽が死に、簡易検査で陽性反応が出た、と発表した。その後の遺伝子検査で7羽中6羽から高病原性ウイルスが検出されたため、県は2日、自衛隊の協力を得て、この養鶏場の約19万羽の殺処分に着手する。

国内の養鶏場では今季10例目、うち7例が同県となる。この養鶏場から半径10キロの移動制限区域には都城、小林両市の一部や綾町も入る。食鳥処理場1施設もあり、県内の大規模な10処理場のうち6処理場が稼働停止となる。

県によると、1日正午ごろ、「前日より死んだ鶏の数が増えた」と通報があった。この養鶏場は高台にあり、近くに川が流れているため、殺処分や埋却地を探す作業が難航する可能性がある。

続発を受け、県は、発生養鶏場での防鳥ネットの破れなど、農林水産省から指摘された問題点などをパンフレットにまとめ、県内約千の全養鶏場に配る。「猫を放し飼いにすると、鶏舎外のウイルスを持ち込む原因になりかねません」など防疫上の注意点も示し、再確認を求めるという。

 

《朝日新聞社asahi.com 2011年02月01日より引用》

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