宮崎・高鍋でも鳥インフル陽性反応 簡易検査
2011年1月30日22時39分
鳥インフルエンザ問題で30日、宮崎県高鍋町の養鶏場の鶏が死に、同県の簡易検査で5羽中4羽から陽性反応が出た。同県は遺伝子検査で高病原性が確認されれば、この養鶏場の肉用鶏約4万羽の殺処分を31日早朝から始める。
高病原性が確認されれば、宮崎県では今季6例目、全国の養鶏場では昨年11月の島根県安来市以来9例目となる。
宮崎県によると、30日、発生した養鶏場への電話での聞き取りの中で「90羽が死んだが前日より数が多い」と報告があったという。
同県では、29日未明の遺伝子検査で同県川南町と延岡市の養鶏場の鶏から高病原性ウイルスを確認。同日中に計約9万6千羽を殺処分したばかり。30日には、1、2例目の養鶏場の移動制限区域(半径10キロ内)を縮小し、半径5~10キロは、区域内での鶏や卵の移動などができる搬出制限区域に変えた。今回、高病原性が確認されると、高鍋町の養鶏場を中心に半径10キロの移動制限区域が設定され、搬出制限区域の一部には再び移動制限がかかる。
《朝日新聞社asahi.com 2011年01月30日より引用》