鳥インフル一転「陰性」 期限切れの検査キットが原因か
2011年1月29日22時47分
大分県の養鶏場から出荷された鶏の鳥インフルエンザ感染が疑われた問題で、同県は29日、出荷先の熊本県の簡易検査で一時、鳥インフルエンザの陽性反応を示したが、その後の両県の再検査で陰性になった、と発表した。熊本県が使用期限(2009年11月)切れの検査キットを使ったため、誤って陽性反応が出た可能性があるという。大分県が職員ら約200人を呼び出し、殺処分や埋却に備える“騒ぎ”になった。
両県によると、29日午前、大分県宇佐市の養鶏場から熊本県八代市の処理場に運ばれた鶏2500羽のうち60羽が死んでいた。5羽の簡易検査で陽性反応が出た。しかし、その後の両県の検査では一転、陰性だった。熊本県は大分県の担当者に「ご迷惑を掛けた」と謝罪したという。
《朝日新聞社asahi.com 2011年01月29日より引用》