20110126

愛知でも鳥インフル陽性反応 養鶏場で大量死、簡易検査


2011年01月26日13時5分

農林水産省は26日午前、愛知県豊橋市の採卵養鶏場で大量の鶏が死に、同県が簡易検査した結果、5羽のうち4羽の検体が鳥インフルエンザの陽性反応を示した、と明らかにした。より詳しい遺伝子検査の結果、高病原性と確認されれば、同県はこの養鶏場で飼育されている約15万羽の鶏の殺処分を始める。

農水省は、鶏の死んだ状況などから高病原性の可能性が高いとみており、対策本部の会合を同日午後開き、対応を協議した。農水省によると、この養鶏場では24日から1日百数十羽ずつ死んでいたが、通報は26日になってから。同省には同日午前11時ごろ、愛知県から連絡があったという。愛知県の採卵鶏は746万羽で全国3位。県内には養鶏場が221戸あり、この養鶏場の周囲には密集している。豊橋市では09年2月にウズラで鳥インフルが発生したが、今回の養鶏場はこのウズラ農場の近くに位置するという。

養鶏場では今季、高病原性の鳥インフルが相次いで発生。これまでに島根県安来(やすぎ)市、宮崎市、宮崎県新富町、鹿児島県出水(いずみ)市の計4カ所で確認されている。

 

《朝日新聞社asahi.com 2011年01月26日より引用》

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