韓国で口蹄疫 南東部の養豚場 清浄国認定得たばかり
2010年11月29日18時46分
【ソウル=稲田清英】韓国農林水産食品省は29日、韓国南東部・安東の養豚農場2カ所で飼育されていた豚に、口蹄疫(こうていえき)の発生が確認されたと発表した。感染の拡大を防ぐため、2農場の豚約9千頭に加え、周辺の半径3キロ以内で飼育されている豚などもすべて処分の方向。空港や港湾での検疫も強化する。
日本の農林水産省によると、日本は現在、韓国からの豚の食肉輸入を受け入れていない。
韓国では2000年と02年に口蹄疫が発生。さらに今年に入って1月に牛、4月~5月には牛と豚で相次いで広がり、計約5万6千頭を処分した。その後終息し、9月末に国際獣疫事務局(OIE)から、口蹄疫の発生がないと確認された「清浄国」の認定を得たばかりだった。 .
《朝日新聞社asahi.com 2010年11月29日より引用》