「家畜ゼロ」地域で畜産再開=川南など5町―宮崎口蹄疫
2010年11月01日20時6分
宮崎県に大きな被害をもたらした口蹄(こうてい)疫問題で、すべての家畜の牛と豚が殺処分された県東部の川南町などの5町で1日、牛の飼育が再開された。豚も近く始まる見通し。
県畜産課やJAなどによると、川南、都農、高鍋、新富、木城の5町で牛が農場に運び込まれ、畜産が再開した。
県内では被害の比較的少なかった日向市での9月6日を皮切りに、宮崎市、西都市、都城市でも順次再開されていたが、最も被害が集中した5町は残されていた。県などが試験的に飼育して様子を見る「観察牛」の経過にも異常が無かったことから、当初の予定通り、11月再開となった。
[時事通信社]
《朝日新聞社asahi.com 2010年11月01日より引用》