宮崎の畜産、1400億円の損害=今後5年の県推計―口蹄疫
2010年08月10日20時6分
宮崎県は10日、県内で猛威を振るった口蹄(こうてい)疫の被害に関し、今年から5年間にわたる県内畜産業などの損失額が約1400億円に上るとの推計を発表した。これまで、JAグループ宮崎が県内の農家の被害額が800億円以上とする試算を明らかにしていたが、県がこうした推計を発表するのは初めて。
県によると、5年間で口蹄疫から復興すると仮定した場合、既に発生した損失も含め、家畜の出荷額が825億円、関連産業の生産額が478億円、口蹄疫の被害を受けなかった場合より減少。これに一時操業停止となった食品加工業の被害額89億円を合わせると被害は約1400億円にも上るという。
[時事通信社]
《朝日新聞社asahi.com 2010年08月10日より引用》