口蹄疫、直後の調査に強制力 農水相、法改正案提出へ
2010年07月27日12時28分
家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の問題で、山田正彦農林水産相は27日の閣議後会見で、家畜伝染病予防法の改正案を来年の通常国会に提出する考えを明らかにした。感染経路の解明に向け、発生直後から強制力を持って発生農場で立ち入り調査ができるようにすることなどを想定している。
また政府の口蹄疫対策本部が同日、首相官邸で開かれた。山田農水相が、宮崎県で流行がおさまり、家畜の移動制限が同日午前0時ですべて解除されたことを報告。関係閣僚で同県の畜産復興に協力することを確認した。菅直人首相は「農家が再び安心して畜産を営めるよう経営支援を図ることが重要」と述べた。
《朝日新聞社asahi.com 2010年07月27日より引用》