参加制限・防護服・消毒…厳戒下で子牛の競り再開 長崎
2010年06月28日15時27分
長崎県平戸市のJAながさき西海平戸口中央家畜市場で27日、宮崎県での口蹄疫(こうていえき)発生の影響で開催を見合わせていた子牛の競りを再開した。参加者を原則、長崎・佐賀県在住農家に制限し、報道陣も含め防護服着用を義務づけ。入場する全車両に消毒薬を散布し、獣医師が子牛の健康状態をチェックするという厳戒態勢がとられた。
全農県本部によると、競り中止で牛約3300頭、豚200頭の出荷が見送られていた。
九州では、佐賀県でJAグループ佐賀が参加者を県内農家に限って、14日に子牛の競りを再開しているが、鹿児島、宮崎両県では再開のめどは立っていない。大分では7月中旬の再開をめざしている。熊本県では7月1日に再開予定だったが、知事要請で同11日に延期の方向に。
《朝日新聞社asahi.com 2010年06月28日より引用》