口蹄疫感染の疑い 14・15例目は豚と牛 宮崎県
2010年05月03日1時4分
宮崎県は2日、新たに同県川南町の二つの農場で口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いのある豚と牛が見つかったと発表した。豚299頭を飼育する農場と和牛424頭を飼育する農場。遺伝子検査でそれぞれの検体が陽性と判定された。いずれも全頭が殺処分される。県内の感染確定例・疑い例としては14、15例目。殺処分対象の牛、水牛、豚は計8974頭になる見通し。
同県は、口蹄疫の特徴的な症状を示す豚が見つかった場合、獣医師の所見に基づいて感染疑いと判断し、遺伝子検査を待たずに殺処分を始める方針を決めた。豚の体内ではウイルスの増殖が速いため。県は、遺伝子検査の検査結果が陰性でも判断は変えずに殺処分を続けるとし、牛でも特徴的な症状が認められれば殺処分を始めることも検討するという。
《朝日新聞社asahi.com 2010年05月03日より引用》