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宮崎、家畜伝染病の口蹄疫で自衛隊要請 【西部】


2010年05月02日

家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の発生が相次いでいる問題で、宮崎県は1日、家畜の殺処分や車両の消毒など感染拡大を防ぐために必要な人員が不足しているとして、東国原英夫知事名で自衛隊に災害派遣を要請した。

これを受け、陸自第43普通科連隊(宮崎県都城市)などの陸自隊員約110人が現地に派遣された。2007年に鳥インフルエンザが同県内で発生した際も要請はしておらず、台風など以外での派遣要請は珍しいという。

県危機管理課によると、期間は沈静化するまでの当分の間と想定。当面、千頭を超す牛が殺処分対象となった同県川南町の農場での処分などを依頼するという。

●殺処分、計8251頭に

宮崎県は1日、新たに同県川南町の農場で口蹄疫に感染した疑いのある豚が見つかったと発表した。豚の感染疑い例が見つかっている県畜産試験場川南支場に隣接する農業団体の施設で、農家に供給する母豚や種豚など3882頭を飼育していた。

殺処分が始まっており、全頭が対象となる。県内の感染確定例・疑い例としては13例目。これで殺処分対象の牛、水牛、豚は計8251頭になる見通し。

 

《朝日新聞社asahi.com 2010年05月02日より引用》

 

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