口蹄疫の疑い、宮崎でまた1例 確定含め13例に
2010年05月01日21時22分
宮崎県は1日、新たに同県川南町の農場で口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いのある豚が見つかったと発表した。豚の感染疑い例が見つかっている県畜産試験場川南支場に隣接する農業団体の施設で、農家に供給する母豚や種豚など3882頭を飼育していた。殺処分が始まっており、全頭が対象となる。県内の感染確定例・疑い例としては13例目。これで殺処分対象の牛、水牛、豚は計8251頭になる見通し。
農業団体の施設では4月30日、宮崎家畜保健衛生所の獣医師が乳房に水疱(すいほう)があるなど特徴的な症状を確認。1日、動物衛生研究所海外病研究施設(東京都小平市)での検査の結果、1頭分が陽性と判定された。
農業団体の農場は年間700頭の繁殖豚を農家に提供していたといい、県畜産課は「農家への供給元が絶たれたことは非常に影響がある」と県全域への影響に懸念を示した。飼料運搬業者が支場などと同じだったという。
《朝日新聞社asahi.com 2010年05月01日より引用》