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宮崎県の口蹄疫、11例目の感染疑い 国、感染経路調査


2010年04月29日20時2分

宮崎県は29日、同県川南町の農家が飼育中の牛50頭のうち、2頭の検体が家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いを示す陽性だったと発表した。50頭はすべて殺処分の対象となった。同県内の確定例と疑い例は20日以降11例目、同町内での発生は8例目。殺処分対象の牛、水牛、豚は計2940頭になった。

発表によると、28日に農場主から、口蹄疫の症状がある牛がいるとの連絡が宮崎家畜保健衛生所に入った。4頭から検体を採取して動物衛生研究所海外病研究施設(東京都小平市)に送ったところ、2頭分が陽性だったという。

口蹄疫の感染問題で、山田正彦農林水産副大臣は29日、宮崎県庁で東国原英夫知事と協議した。知事は防疫対策や畜産関係者の経営安定のための予算の確保、ウイルス侵入経路の解明などを要望した。山田副大臣は「国としても総力をあげて取り組み、十分な配慮をさせてもらおうと思っている」と応じた。

6人の専門家でつくる国の疫学調査チームも同日、最初に発生した同県都農町の農場を訪れた。今後、感染ルートの調査をするという。

 

《朝日新聞社asahi.com 2010年04月29日より引用》

 

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