20100421b

(大分)県内異常確認されず/口蹄疫の疑い緊急調査


2010年04月21日

宮崎県で口蹄疫の疑いとの知らせを受け、担当課は県内4家畜保健衛生所と緊急テレビ会議を開いた=県庁

宮崎県で口蹄疫の疑いとの知らせを受け、担当課は県内4家畜保健衛生所と緊急テレビ会議を開いた=県庁

宮崎県内の黒毛和牛が口蹄疫(こう・てい・えき)に感染した疑いがあることが明らかになった20日、県は牛・豚農家約2400戸を対象に緊急調査を始めた。同日現在で異常は確認されなかったものの、生産者や関係者に注意喚起をした。 県の統計によると、2009年の肉用牛の生産農家は2130戸で頭数は6万5300頭、乳用牛は214戸で、1万5400頭、豚は83戸で14万6700頭。県は家畜伝染病予防法に基づき県内の4家畜保健衛生所を通じて、各農家に異常家畜の有無を調査するよう指示した。乳用牛・豚について異常はなく、肉用牛も約3割集計した時点では発生例はなかったという。

宮崎県の発表後、家畜衛生飼料室と畜産振興課は午前11時から、県内にある衛生所と県庁を結んだ緊急のテレビ会議を開いた。会議では、衛生所や市町村などを通じて牛・豚関係者への注意喚起▽宮崎県の移動自粛区域に立ち入ったかの確認▽消毒などの衛生管理を徹底させることなどを協議した。

午後には、光永尚・生活環境部理事兼審議監を幹事長とする「食の安全確保推進本部緊急幹事会」を開いた。風評被害を防止するため、口蹄疫は人には感染せず、感染肉を食べても人体への影響はないなどといった特徴を県HPに掲載することや県食肉衛生検査所(豊後大野市)での検査を強化することが報告された。

 

《朝日新聞社asahi.com 2010年04月21日より引用》

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です