宮崎の和牛3頭、口蹄疫感染の疑い
(2010年04月20日11時38分 読売新聞)
宮崎県は20日、同県都農(つの)町の畜産農家が飼育する和牛3頭が家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」に感染した疑いがある、と発表した。
確認されれば、国内では2000年以来の発生となる。口蹄疫は人に感染せず、感染牛の肉を食べても人体に影響はないという。
県は家畜伝染病予防法に基づき20日、防疫対策本部を設置し、同町や隣接する自治体の畜産農家に、牛や豚の移動自粛を要請した。感染の疑いがある牛が見つかった農家は飼育する全16頭を近く薬殺処分する。農水省も20日、赤松農相を本部長とする対策本部を設置した。
口蹄疫は牛や豚、ヤギ、イノシシなどひづめを持つ動物に発症。口やひづめに水ほうができて発熱、食欲不振などの症状が出る。
《2010年04月20日11時38分 読売新聞より引用》