iPS細胞で文科省、生殖細胞作り容認に指針 【大阪】
2009年12月11日
文部科学省科学技術学術審議会の専門委員会は10日、すでに容認を決めていたヒトのES細胞(胚〈はい〉性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)から精子や卵子などの生殖細胞を作る基礎研究について、具体的な方法を盛り込んだ指針案を了承した。作製した精子や卵子を受精させることは、倫理上の問題から今後も議論を重ねる必要があるとして禁止を明記した。指針案では、不妊症の原因解明などに貢献するとして、基礎研究目的に限り生殖細胞の作製を認める、とした。
《朝日新聞2009年12月11日より引用》