20090522c

新型インフルエンザ、中高年に免疫? 血清に防御反応 米で報告


2009年05月22日

【ワシントン=勝田敏彦】新型の豚インフルエンザの感染者に若い人が多いのは、1957年より前に生まれた人の一部には免疫があるためらしい。そんな見方を、米疾病対策センター(CDC)インフルエンザ対策部門のジャーニガン副部長が20日、会見で明らかにした。=1面参照

同副部長によると、スペイン風邪の流行が始まった1918年以降、世界で流行していたのはH1N1型。アジア風邪の流行が始まった57年以降、H2N2型が流行するようになった。

今回の新型ウイルスは、57年まで流行していたウイルスとかなり異なるが、H1N1型。中高年の人の血清を調べたら、今回の新型に対しても何らかの防御反応性があることがわかったという。中高年に免疫があるとすれば新型対応ワクチンが使用可能になった場合、若い人を中心に接種していく方法も考えられる。

 

《朝日新聞2009年05月22日より引用》

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です