20190606

岐阜で豚コレラ、17カ所目 山県の養豚場、8122頭殺処分へ 【名古屋】


2019年06月06日

岐阜県は、同県山県市の養豚場の豚から家畜伝染病「豚コレラ」の陽性反応が出たと、5日発表した。県内施設での感染確認は17カ所目。飼育されていた子豚8122頭はすべて殺処分される。

県によると、4日に養豚場から「同一豚舎で4頭死亡、1頭瀕死(ひんし)」と連絡があったという。養豚場の豚を調べたところ、5日昼までに県の遺伝子検査(PCR検査)で陽性反応が確認された。県は陸上自衛隊に災害派遣を要請し、10日までに殺処分、17日までに埋却や施設の消毒など防疫措置を終える予定だ。

この養豚場は、肉のうまみと脂の甘みが強いことを売りとする岐阜県のブランド豚「ボーノポーク」を出荷していた。ボーノポークを出荷している農場は県内に3カ所あったが、瑞浪市の養豚場(飼育頭数約6千頭)と今回の山県市の2カ所で豚コレラが発生。残る揖斐川町の農場は飼育数が約400頭と極端に少ないため、流通への影響が懸念される。県畜産振興課の担当者は「一時的に供給量が少なくなるが、再興をめざしたい」。(松浦祥子)

《朝日新聞社asahi.com 2019年06月06日より抜粋》

 

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