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4月24日からカナダの高校などと交流 大阪府教委会見


2009年05月09日8時56分

大阪府寝屋川市内の府立高校の男子生徒2人(いずれも16)と男性教師(46)の計3人の新型インフルエンザへの感染が確認されたことを受け、大阪府教育委員会は9日午前7時半から府庁で会見を開き、中西正人教育長が経緯などを説明した。

中西教育長によると、8日夕の検疫時には、生徒2人の体温は37度前後で、教諭は38.6度という。他の府立高校2校の生徒や教諭計33人とともに、4月24日から5月8日までの15日間の日程で、カナダ・オンタリオ州の高校などを訪れ交流していた。水際で発見されたため国内での感染の可能性は低いとして、高校での授業は通常通り続けるという。生徒1人の体調の変化について高校に連絡が入ったのは日本時間の6日昼。現地から高校に電子メールで、「発熱によりカナダ・オークビルの病院で受診した。インフルエンザではないと診断された」との説明があった。「毎日、手洗いやうがい、マスクの着用を励行している」との報告もあったという。

生徒たちは早期帰国はせず、予定通りの日程で帰国した。早期帰国の判断をしなかった理由について、中西教育長は「状況報告を受ける限りでは帰国を促す事態にはいたっていないと判断した」と話した。

 

《朝日新聞社asahi.com 2009年05月09日より引用》

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