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米シカゴ在住の日本人6歳男児、新型インフルに感染


2009年05月08日9時6分

中曽根外相は8日、米国・シカゴ在住の日本人の男児(6)が新型の豚インフルエンザに感染していたと発表した。男児はすでに回復しているという。日本人の感染が確認されたのは初めて。

外務省によると、男児は現地時間の5日、38度を超える発熱があったため、シカゴ市内の病院で診察と検査を受け自宅に戻った。7日午前に病院から「新型インフルエンザに感染していた」との連絡を受け、家族がシカゴの日本総領事館に電話で届け出た。家族からは「もう回復して元気だ」という報告もあったという。

男児は家族と一緒にシカゴに住んでおり、現地の幼稚園と日本語学校に通っている。家族に症状は出ていないという。男児と家族には病院から抗インフルエンザ薬タミフルが処方され、男児は自宅で静養を続けている。

河村官房長官は8日の記者会見で「ご家族、近親者、濃厚接触者もいるようだから、もし日本から行っているようなら、帰国の猶予も必要だろうし、現地でそのことについて検討頂いていると思う」と述べた。

米疾病対策センター(CDC)によると、シカゴがある米国イリノイ州では7日の時点で、米国最多の204人の感染が確認されている。外務省によると、病院がどのような検査で新型インフルエンザと確認したか、男児がCDCの統計に含まれているかは不明。感染の経緯についても、「把握していない」としている。

 

《朝日新聞社asahi.com 2009年05月08日より引用》

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