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EU、抗ウイルス薬確保へ製薬会社と調整 豚インフル


2009年04月28日22時32分

【ブリュッセル=井田香奈子】豚インフルエンザをめぐり欧州連合(EU)の欧州委員会は28日、27加盟国や製薬会社と調整し、被害が拡大した場合に備え、抗ウイルス薬を確保できる態勢作りを進めていることを明らかにした。世界保健機関(WHO)が警告レベルをフェーズ4に上げたことを踏まえ、同日午後、危機管理委員会を招集した。

欧州委のバシリュー欧州委員(保健担当)は記者会見で「過小評価すべき状況ではないが、パニックになる根拠はどこにもない」と強調し、冷静な対応を求めた。

29日には実務者や製薬会社担当者が集まり、各国の薬の備蓄状況、治療法などを情報交換し、対応を協議する。

30日には加盟国保健相による緊急理事会を開き、感染患者が確認されたメキシコ、米国への渡航規制をするかどうかを検討する。バシリュー氏は28日、「現時点では渡航を規制する状況にはないと考えている」と述べた。

 

《朝日新聞社asahi.com 2009年04月28日より引用》

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