愛知の鳥インフル、2件目も弱毒性 1戸のみ卵出許可
2009年03月05日14時2分
愛知県豊橋市のウズラ採卵農家2戸で鳥インフルエンザ感染が確認された問題で、農林水産省と県は5日、2件目の農家で検出されたウイルス(H7型)が1件目と同様に「弱毒性」と確認されたと公表した。また、1件目の感染農家の半径5キロ内にある農家1戸のウズラ卵の出荷を特例的に再開する。2月27日の感染確認以来、周辺農家のウズラ卵の出荷は初めて。
感染確認を受け、県が農林水産省所管の研究機関にウイルスの鑑定を依頼していた。5日午前、弱毒性が確認されたという。
出荷再開は、周辺のウズラ採卵農家8戸を対象に行った血清抗体検査やウイルス遺伝子検出検査などで、すべて陰性だった3戸のうち、出荷先の卵選別施設の衛生状態の安全性が確認された1戸に認める。残る2戸が普段取引する施設は、受け入れ態勢の確認作業中で、再開を見送った。
周辺農家のニワトリの卵については、7戸が3日からすでに出荷を再開している。半径5キロの移動制限措置は解除されておらず、家禽(かきん)類の肉やフンなどの持ち出しは依然として認められていない。
《朝日新聞社asahi.com 2009年03月05日より引用》