アイルランド産ダイオキシン汚染豚肉、25カ国に輸出の可能性
2008年12月08日
[ダブリン/ロンドン 7日 ロイター] アイルランド政府当局者は7日、発ガン物質のダイオキシンに汚染された同国産の豚肉が、フランス、オランダなど25カ国に輸出された可能性があると発表した。
政府は6日、小売店や飲食店、食品工場から国産豚肉を回収すると発表している。
主要輸出国である英国では検査で汚染が発覚。アイルランド産豚肉を食べないよう政府が国民に呼びかけている。
アイルランドの畜産当局者は記者会見で「(輸出国は)20─25カ国で、30カ国は確実に下回っていると考えられる」と述べたが、国名は挙げなかった。
これまでにフランスとオランダがアイルランドに対して同国から汚染された肉と加工食品の出荷があったと報告。ベルギーも汚染された副産物がみつかったとしている。
アイルランド当局によると、汚染された飼料が使用された農場は、アイルランドで10カ所、英領北アイルランドで9カ所となっている。
《朝日新聞社asahi.com 2008年12月08日より引用》