「豚コレラ防げ」県が対策会議 感染拡大受け注意喚起 /青森県
2019年02月17日
中部地方を中心に豚(とん)コレラが広がっていることを受け、県は14日、県庁で県獣医師会や畜産関係者を集めた防疫対策会議を開いた。県内で豚やイノシシを飼育している農場97カ所に異常は確認されていないが、ウイルスを水際で防ごうと意識を共有した。
同様の会議は、岐阜市の農場で豚コレラが確認された昨年9月にも開かれたが、今回の会議は、その後も県境をまたいで感染が拡大しているため、改めて注意喚起しようと開催。県の担当者は出席者に対し、農場に出入りする際の消毒や、野生動物の侵入防止を徹底するよう呼びかけた。
県畜産課の牧野仁課長は報道陣に対し、県内では農場1戸あたりの豚の飼育頭数が全国平均の2倍超に上るため、「発生すれば被害が甚大になる」と指摘。「絶対にウイルスを侵入させないよう対策を徹底したい」と述べた。(中野浩至)
《朝日新聞社asahi.com 2019年02月17日より抜粋》