20080916

牛乳メラミン混入の被害1253人、2人死亡 業者逮捕


2008年09月16日

新華社電によると、中国で有害物質メラミンに汚染された粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石になった事件で、河北省政府は15日、牛乳にメラミンを混入し乳製品メーカー「三鹿集団」(同省石家荘市)に売ったとして、警察が14日夜、有害食品生産販売の疑いで同市正定県の搾乳業の兄弟2人を正式に逮捕したと発表した。混入した牛乳の量は1日3トンに上っていた。

中国衛生省のまとめでは、同社の粉ミルクを飲んだ乳児は1万人近くに上り、診察を受けた患者は1253人。このうち甘粛省で5月1日に男児、7月22日に女児が死亡したが、いずれも「当時は原因が分からず、最良の治療時期を逃した」(北京大学第一病院幹部)とされる。重症は53人。

調べによると、兄弟は昨年末、自分たちの搾乳場から出荷した牛乳が三鹿集団の検査で合格せず損をしたことから、その後は牛乳にメラミンを混ぜ、たんぱく質含有量を高めて検査をパスしていたとされる。(時事)

 

《朝日新聞社asahi.com 2008年09月16日より引用》

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