20080118

人クローン胚 米企業など作製に成功


2008年01月18日12時17分

米国のバイオ企業ステマジェン(カリフォルニア州)などの研究チームが、ヒトの未受精卵と皮膚の細胞からクローン胚(はい)を作り、さらにクローン胚性幹(ES)細胞の手前となる「胚盤胞」の作製に成功した。ただ、再生医療に役立つと期待されるクローンES細胞の取り出しには失敗したとみられている。17日付の米専門誌ステムセルズ(電子版)に発表した。

チームは、女性から採取した29個の未受精卵を使い、別の男性2人から取った皮膚の細胞の核を移植。3個がクローンの胚盤胞に育った。

胚盤胞の作製は、英国のチームが05年に発表。ただ、胚盤胞からES細胞を取り出して培養を続けるには、技術的にかなりステップが必要という。

 

《朝日新聞社asahi.com 2008年01月18日より引用》

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