20080111

野間馬、上野動物園デビューへ


2008年01月11日09時55分

野間馬「えりか」の体をなでる小宮輝之・上野動物園長(左)=8日、愛媛県今治市野間の市野間馬ハイランドで

野間馬「えりか」の体をなでる小宮輝之・上野動物園長(左)=8日、愛媛県今治市野間の市野間馬ハイランドで

絶滅の恐れがある愛媛県今治市産の日本在来馬の野間馬(のまうま)が、今春にも東京の上野動物園(小宮輝之園長)に同市から贈られることになり、小宮園長が8日、市野間馬ハイランドを訪れ、寄贈される14歳のメス「えりか」と対面した。野間馬は全国に8種いる在来馬の中で最も小さく、平均体高が107センチ。元々、農耕用だったが戦後、農機の普及で激減。1950年代に地元から姿を消した。松山市内の愛好家が飼育していた4頭を78年に今治市へ寄贈。同市がこの4頭をもとに繁殖させ、現在は県内に88頭がいる。小宮園長は「野間馬は生きている文化財。上野から在来馬の貴重さを全国に発信したい」と話している。

 

《朝日新聞社asahi.com 2008年01月11日より引用》

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