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マウスiPS細胞分配へ 理研バイオリソースセンター


2008年01月08日20時05分

理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県つくば市)は、マウスの体細胞から作製した万能細胞(iPS細胞)を希望する研究者に提供・分配する事業を3月中にも始める。ヒトのiPS細胞についても08年度以降の配布を目指す。

iPS細胞については、開発者の山中伸弥・京都大教授の研究室を中心とするコンソーシアム(研究共同体)を年度内に立ち上げ、細胞を原則無償提供する方向で調整が進んでいる。コンソーシアム外の研究者にも、契約に基づいて提供する方針だ。同センターは京大の依頼を受けており、コンソーシアム内外への提供の「交通整理役」といった形になる見通し。

同センターはiPS細胞を増やすとともに、細菌感染などの汚染がないかチェックする。細胞は1本に100万個が入った容器で配られる。提供を受けた細胞を使った研究成果は、京大との共同研究という形になる。

 

《朝日新聞社asahi.com 2008年01月8日より引用》

 

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