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馬インフル、予想以上に拡大 レース再開めど立たず


2007年08月17日23時19分

馬インフルエンザの感染馬が新たに見つかったため、18日、19日のレース中止を決めた日本中央競馬会(JRA)は17日、東京都内で記者会見を開いたが、再開時期について明言することはできなかった。地方競馬の旭川競馬場でも中央競馬からの移籍馬からウイルスが見つかるなど感染は予想以上の広がりを見せている。

16日の発表で20頭だった感染馬は、計49頭になった。前日の20頭がインフルエンザを疑われる症状を見せていたのに対し、この日見つかった29頭のうち発熱していたのは1頭だけ。残りの28頭は外見上、健康だった。発症していない感染馬はまだ多くいる可能性がある。

佐藤浩二・常務理事は「感染は拡大基調にあると見られる。まず沈静化を最優先として、それから再開の手立てを講じたい」とした。

JRAは感染馬を隔離するなどの措置を取っているが、原因や感染経路が判明していない段階では抜本的な対策とはならず、再開までしばらく時間がかかりそうだ。

 

《朝日新聞社asahi.com 2007年08月17日より引用》

 

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