20070808

英の口蹄疫、研究施設関係者の移動で感染広がった可能性


2007年08月08日10時26分

英南部サリー州の農場で牛が家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)に感染した問題で、英安全衛生庁(HSE)は7日、空気感染の可能性は低いと結論づけ、研究施設の関係者らの移動で感染が広がった人為ミスの可能性が強いとの報告をまとめた。

HSEの報告は、農場近くのピルブライトにある政府系の動物保健研究所か、同じ敷地にある製薬会社のいずれかが感染源であると指摘。製薬会社では口蹄疫ワクチンの製造でウイルスを使用。研究所でも同種のウイルスで実験が行われていたとされる。

感染経路は特定していないものの、両施設の関係者に加え、7月の洪水の影響で両施設の排水口から漏れ出したウイルスが農場に広がった可能性も排除できず、調査を継続するとしている。

英政府によると、同じ地域の2カ所の農場で牛への感染が確認され、計140頭以上が殺処分された。

 

《朝日新聞社asahi.com2007年08月08日より引用》

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