20070407

米の違反・ミス4件目 政府、査察を要求へ 月齢不明の米産牛肉


2007年04月07日

米畜産大手カーギル社が日本に輸出した牛肉の一部に、衛生証明書に記載されていない冷蔵タン(舌)が見つかった。月齢が分からないため日米で合意した輸入条件に違反する疑いが強い。昨年7月の輸入再々開の決定から約8カ月で発覚した米側の違反やミスはこれで4件目。消費者の不安はぬぐえないままだ。

農林水産省幹部は、米政府が、日米で合意していた米食肉処理施設への日本政府による査察を事実上拒んでいることに不快感を示している。

米政府は、今月下旬の日米首脳会談で日本政府に輸入条件を撤廃し、「完全市場開放」を迫る構えだ。日本政府は消費者の不安が解消しないうちに要求をのむことはできない。日米首脳会談でも、査察受け入れなど約束通りの手順を踏むよう求める方針だ。

 

《朝日新聞社asahi.com 2007年04月07日より抜粋》

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