20060823

ヒト胎盤製剤使用者からの献血制限 厚労省方針


2006年08月23日19時41分

厚生労働省は23日、ヒト胎盤の抽出成分を製剤化した「プラセンタエキス注射剤」を使用した人からの献血を受け付けない方針を決めた。国内でも患者が確認された変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染防止策の一環。献血血液の検査方法などが確立されるまでの暫定措置で10月上旬にも実施する。

変異型ヤコブ病は、牛海綿状脳症(BSE)に感染したウシの脳などを食べると感染する。ヒトの胎盤からBSEの原因物質が感染するリスクについて、厚労省の有識者部会は「理論上は否定しきれない」との評価をまとめており、同省は「念のための措置」として献血制限に踏み切った。

変異型ヤコブ病に関連した献血制限は英国への渡航歴がある患者の感染が確認された05年から実施、BSEが流行した英仏などに特定の期間、渡航したことがある人が対象となっている。

 

《朝日新聞社asahi.com 2006年08月23日より引用》

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