20181026

肉や果物、クンクン防疫 検疫探知犬、宮崎空港に初登場 /宮崎県


2018年10月26日

 

畜産県である宮崎に家畜伝染病を持ち込まないよう、海外旅行客らに注意を呼びかけるキャンペーンが25日、宮崎空港(宮崎市赤江)であった。検疫探知犬も宮崎空港に初めて登場した。

農林水産省動物検疫所と県家畜防疫対策課が企画した。空港では肉製品などを通じて家畜伝染病が国内に入ってくる可能性があり、同課の坂元和樹副主幹は「疫病を侵入させないように水際防疫の強化を図り、観光と防疫を両立させたい」と話した。

今回は福岡空港で活躍している検疫探知犬タンク号(ビーグル・7歳オス)が24日から26日まで参加。検疫探知犬は、国内へ持ち込みのできない肉や果物をにおいで調べることができる。タンク号は24日、海外から到着した乗客の手荷物からハンバーガーを見つけ、成果をあげた。

動物検疫所鹿児島空港出張所の渡辺富義所長は「宮崎では8年前、口蹄疫(こうていえき)で大きな被害が出た。同様の被害が発生しないよう水際で防いでいく。今後は地方空港でも探知犬導入の検討が必要」と話した。(大村久)

【写真説明】

検疫探知犬タンク号=宮崎空港

 
《朝日新聞社asahi.com 2018年10月26日より抜粋》

 

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