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米国産牛肉輸入再開、来週にも正式合意


2006年06月16日11時56分

政府は、米国産牛肉の輸入再開のための具体的な条件を来週前半に決定する。中川農水相も16日の閣議後の記者会見で、輸入再開問題について「来週には方向性を出したい」と述べた。政府は輸入条件を決定後、速やかに米政府に提示し、早ければ来週末にも、日米両政府は牛肉輸入の再開条件を正式合意する。

輸入条件には、日本の専門家が米国内で実施する牛肉処理施設の事前調査の進め方や点検項目、さらに日本の港湾、空港での検疫態勢の強化策などが盛り込まれる。政府は詳細を与党と調整して正式決定し、外交ルートを通じて米政府に提示。米側が条件を受け入れた時点で、日米両政府は「輸入再開を正式合意」と発表する。

正式合意を発表した後、日本政府は事前調査のための専門家を米側に派遣する。1カ月前後かけて米国内の35施設を調査し、日米で合意した輸入条件が守られているのを確認できた時点で、実際の輸入を再開する。米国産牛肉は7月下旬にも日本の店頭に並ぶ見通しだ。

 

《朝日新聞社asahi.com 2006年06月16日より引用》

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