20060613

フォアグラ、ハンガリー産も禁輸 鳥インフルエンザで


2006年06月13日20時04分

農林水産省は13日、ハンガリーからのフォアグラ(ガチョウやカモの肝臓)の輸入を12日付で停止したと発表した。ハンガリーでの鳥インフルエンザの発生が報告されたため。ハンガリーはフランスに次ぐフォアグラの大口輸入先。最大のフランスからの輸入も2月から、イスラエルからも3月から、いずれも停止しており、日本のフォアグラ輸入はほぼ全面停止状態となった。

ただ、フランス産フォアグラは、輸入停止後に国内で新たな鳥インフルエンザの発生がなかったとして、来週にも輸入が再開される見通しだ。

フォアグラはキャビア(チョウザメの卵)、トリュフ(キノコの一種)とともに「世界3大珍味」とされ、高級フランス料理などの素材に使われる。

日本が05年に輸入した家禽(かきん)の臓器は758トンだが、農水省によればその大部分はフォアグラ。フランス産が377トン、ハンガリー産が331トン、イスラエル産が47トンだった。

 

《朝日新聞社asahi.com 2006年06月13日より引用》

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です