20060424

厚労省がH5N1型症例案 38度の高熱や鳥との接触


2006年04月24日19時40分

新型インフルエンザへの変異が懸念されている鳥インフルエンザ(H5N1型)について、厚生労働省は24日、感染が疑わしい患者を診断する際の基準となる症例案を決めた。38度以上の高熱や感染可能性のある鳥への接触などで、H5N1型の「指定感染症」への指定に伴う措置。詳細を詰めて6月にも都道府県に通知する。

同日、専門家会議で了承された案によると、感染する可能性がある鳥や人、または死んだ鳥に10日以内に1~2メートルの範囲で接触した人で、38度以上の発熱などインフルエンザ特有の症状に加え、(1)原因不明の肺炎や呼吸困難(2)原因不明の死亡――のいずれかに当てはまる場合、病原体の検査が義務づけられる。

検査の結果、H5N1型のウイルスや遺伝子が検出されれば、入院勧告など指定感染症が定める措置の対象になる。確定されない「疑似症患者」については、今後、対応を検討するという。

 

《朝日新聞社asahi.com 2006年04月24日より引用》

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