鳥インフルエンザの研究センター設置へ 京都産業大
2006年03月28日12時32分
京都産業大(京都市北区、坂井東洋男学長)は28日、鳥インフルエンザの感染防止などを研究する「鳥インフルエンザ研究センター」を今秋に設置すると発表した。センター長には、鳥インフルエンザ研究の第一人者である大槻公一・鳥取大農学部教授(63)=獣医微生物学=を迎える。
京産大によると、4月1日付で大槻教授を室長とする準備室を設け、10月1日に設置する。まず秋に飛来する渡り鳥のウイルス保有状況を調べ、防疫態勢の確立を目指す。また、産学官連携による共同研究などにも取り組み、人材を育成する。
京都府では04年2月、旧丹波町(現京丹波町)の浅田農産船井農場(廃業)の鶏から鳥インフルエンザが発生。同町内の別の養鶏場でも同型のウイルスが検出され、同農場から半径30キロ以内の鶏と卵が移動制限されるなどの影響が出た。
《朝日新聞社asahi.com 2006年03月28日より引用》