20060317

肉牛がBSE陽性 長崎県産、繁殖用の14歳


2006年03月17日08時02分

長崎県佐世保市の食肉加工場に持ち込まれた肉牛1頭が、同市の牛海綿状脳症(BSE)の1次検査で陽性と判定され、国の2次検査でも陽性反応が出たことが16日、わかった。厚生労働省は17日、専門家会議を開き、確定診断を下す。確定すれば国内では24例目、肉牛としては初の感染となる。

この牛は同県内の畜産農家で繁殖用に飼育されていた14歳のメスで、これまでの24頭のなかでは、生まれた時期が最も早い。妊娠中だったが2日に立てなくなり、9日に出産した。13日に食肉用に加工場に持ち込まれ、1次検査で陽性反応が出たため、国立感染症研究所(東京都)で詳しく検査していた。

厚労省によると、2次検査での陽性判断が、専門家会議で覆った例はないという。

感染が確定すれば、この牛の肉や内臓はすべて焼却処分され、市場に出回る可能性はない。

県は、14日に知事を本部長とするBSE対策本部を設置し、この牛が産んだ10頭の子牛や、同じ生育環境で育った牛の調査を続けている。

 

《朝日新聞社asahi.com 2006年03月17日より引用》

 

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