アゼルバイジャンで鳥インフル、3人死亡
2006年03月14日19時59分
アゼルバイジャン保健省は14日、最近死亡した3人の患者から鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。世界保健機関(WHO)による最終判断を待っているが、旧ソ連圏で鳥インフルエンザの人への感染・死亡が明らかになったのは、今回が初めて。
同国南部のサリヤヌイ地区の女性4人が先月末から相次いで肺炎のような症状で死亡。3人から鳥インフルエンザウイルスが確認されたという。
アゼルバイジャンはカスピ海西岸に位置し、ロシア、イランなどに隣接。ロシアでは同国に接するダゲスタン共和国など南部9地方で鳥インフルエンザが広がっており、これまでに鶏など110万羽以上が死亡または処分された。春と共に南方から飛来する鳥がウイルスを拡散することへの懸念が高まっている。
《朝日新聞社asahi.com 2006年03月14日より引用》