20060310

仏で捨て猫急増 鳥インフルの感染きっかけに


2006年03月10日20時48分

ドイツとオーストリアで鳥インフルエンザのネコへの感染が確認されたのをきっかけにフランスで捨てネコが増え、仏農業省はこのほど「ネコなどの肉食のペットから人間に感染した例はない」と、飼い主に捨てないように呼びかける声明を出した。

フランスの動物愛護団体は、野鳥と家禽(かきん)への感染が確認された東部アン県の周辺で、今月4日だけで40匹のネコを保護したことをAFP通信に明らかにした。普段は多い時でも1日に10匹前後だといい、「元飼い主は猫アレルギーなどを言い訳にしているが、本当は鳥インフルエンザがこわいのは明らか」という。

一部の自治体は野良ネコを捕獲して安楽死させる措置も始めており、愛護団体は「実際の感染の可能性を考えれば過剰な対応」として、中止を指導するよう政府に求めている。

 

《朝日新聞社asahi.com 2006年03月10日より引用》

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