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ドイツでも鳥インフル拡大、新たに2地域で確認


2006年02月25日11時11分

ドイツからの報道によると、同国北部と南西部で24日、死んだ野生のカモから鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が相次いで検出された。これまでドイツでは今月中旬に北東の海岸部で感染が確認されただけだったが、独政府は感染地域の拡大に頭を痛めている。

新たに確認されたのは、北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州と南西部バーデン・ビュルテンベルク州。政府はニワトリなどを屋外飼育しないよう全土の業者に改めて指示。連邦軍も投入して感染地域を通過した車両のタイヤ消毒を行うなど、感染の封じ込めを図っている。しかし渡り鳥によるウイルス拡散を防ぐのは困難とあって、6月開幕のサッカー・ワールドカップ(W杯)の人出への影響などを心配する声も出始めた。メルケル首相は24日、「万全の対策を取っている。(国内での人への感染はなく)政府の対処方針に何ら変わりはない」と不安を和らげるのに懸命だ。

 

《朝日新聞社asahi.com 2006年02月25日より引用》

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